別の記事にて化粧品に含まれるグルテンについて触れましたが、今回はシャンプーについて書いていきます。
関連記事:グルテンを含む化粧品の使用における留意点
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シャンプーに含まれるグルテン
シャンプーに含まれるグルテン含有(小麦由来)の物質には、「加水分解コムギ」や「加水分解コムギグルテン 」、「コムギグルテン」、「ココイル加水分解コムギタンパクK 」など、数十種類ほどもあるといわれています。化粧品と同様に、こうした物質は高い保湿性を活かして髪の感触を良くするなどの目的で用いられています。
キャリーオーバー成分
シャンプーに含まれる成分についてはすべてを明示するようにメーカーに義務付けられていますので、原材料はすべて確認することが可能なように思われますが、キャリーオーバー成分といわれるメーカーが原材料を調達した時点で原材料にすでに含まれている少量の成分に関しては表示義務がないとされています。
ただしメーカーによってはこのキャリーオーバー成分を公表しているところもありますし、またはノンキャリーオーバーの製品もありますので、メーカーサイトなどで確認すると良いです。
使用する際の影響
セリアック病やグルテン過敏症を持つ人がグルテン含有の製品を避けた方が良いかどうかというと、基本的に避ける必要はなく、使用してもほとんど影響はないといわれています。グルテンは分子が大きく皮膚から吸収されることはないというのが理由です。
ただし、間違って飲み込んだりすると経口でグルテンを摂取することになりますので使用する際には注意が必要です。
なお一部のセリアック病を持つ人には、上記のようなシャンプーを使用して皮膚炎などの症状が現れたという場合もあるようですが、シャンプーに反応しているとは限らず、単にセリアック病の症状の一つとして現れているだけであったり、他のアレルギーであったりということが原因の可能性もありますので、切り分けて原因を考える必要があります。
グルテンフリーのシャンプー
グルテンフリーのシャンプーを用意する場合は、原材料を都度確認した上で安全な製品を購入するか、あらかじめグルテンフリーと謳っている製品を購入する必要があります。
例えばアメリカの通販サイト「iHerb」で検索すると、グルテンフリーのシャンプーをいくつか見つけることができます。もしくは多少手間が掛かりますが、自分で用意した材料を使って手作りのシャンプーを使用すると安全に使用することができ、自分の髪質にも合ったものが用意でき良いかと思います。
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