GLUTEN-FREE DIARY

グルテンフリーを含む食事制限に取り組んでいます。グルテン過敏症やリーキーガットなどで、グルテンフリーダイエットを取り入れるための情報をお届けします。

グルテン摂取がうつ病につながる要因と主な対処法

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グルテン摂取がうつ病につながる要因と主な対処法

グルテンは脳に影響を与え、「うつ病・躁鬱病・統合失調症・自閉症」などのさまざまな精神疾患と関連があるといわれています。

実際にセリアック病やグルテン過敏症の人は一般の人に比べてうつ病になるリスクが高く、うつ病の症状がある人が多くいるようです。

私自身も過去にそうした症状を抱えながらも根本的な対処が分からずに、対症療法でやり過ごしていたことがありますが、グルテンに過敏性があるとどのような要因からうつ病に発展するのかがある程度分かっていれば対処もしやすくなると思われます。

そこで今回は、セリアック病やグルテン過敏症の人に見られる主な精神症状とうつ病に発展する要因として考えられていることや対処法として実践したいことについてまとめていきたいと思います。

 

グルテンが原因となる精神面での主な症状

それでは、まずグルテンに過敏な人に見られる精神面での症状にはどのようなものがあるのかを挙げていきます。

 

主な症状

「セリアック病」や「(非セリアック)グルテン過敏症」を発症している人は、身体的には「頭痛」・「低血糖症」・「体力の低下」などの状態が見られることがありますが、精神面では以下のような症状が現れる場合があります。

  • ブレインフォグ(頭の中に霧がかかったように思考がうまくできない)
  • 不安感・絶望感
  • 気力低下(やる気がでない)
  • 情緒不安定(イライラしやすい・怒りやすい)
  • 集中力低下(本を読んでも頭に入らない・仕事がはかどらない)
  • 不眠(寝付けない・夜中に目が覚める)

セリアック病やグルテン過敏症の人には、身体症状と同様に脳にも有害な影響があり、うつ病はこれらの人によく見られる症状の一つとして挙げられています。

【参考記事】
セリアック病の原因・症状・診断方法・治療法などのまとめ
ブレインフォグの主な症状と対処法

 

グルテンに過敏な人がうつ病につながる要因

次に、セリアック病や非セリアックグルテン過敏症の人がうつ病に発展する要因としては、以下のようなことが関連しているといわれています。

 

栄養吸収不良による影響

グルテンに過敏な人がグルテン摂取を摂取することで、「腸管の炎症」「腸管透過性(リーキーガット)」「腸内細菌叢の乱れ」につながるとされています。

そして腸が損傷し健康な状態にないと、セロトニン前駆体である「トリプトファン」やその他脳の健康に必要とされる「亜鉛」や「ビタミンB群」といった栄養素が適切に吸収できない状態となることがうつ病に影響しているといわれています。

 

リーキーガットによる影響

グルテンに過敏な人がグルテンを摂取すると、「ゾヌリン」という物質の放出が促進され腸管の透過性を高めることにつながります。

そして腸管透過性が高まることで、未消化の物質が血中に漏れ出して体内の他の組織で炎症が起こり、脳の機能に影響を与える場合があります。

【参考記事】
リーキーガット症候群の概要・原因・症状・対処法についてのまとめ
リーキーガット症候群の原因と個別ケースにおいてポイントとして押さえておきたいこと

 

セロトニン不足

神経伝達物質である「セロトニン」は、不足するとうつ病につながるといわれていますが、グルテンに過敏な人は「セロトニンのレベルが少ない状態」にあるとされています。

セロトニンの95%は消化器官で作られますが、グルテンに過敏な人は「腸が健康な状態でなく健康な状態と同じようにセロトニンの生産ができない」、また「腸内細菌バランスが異常な状態にあることがセロトニンの生産低下を招いている」といわれています。

 

対処法として実践したいこと

上記の要因を踏まえて、グルテンに過敏な人のうつ病の対処法としては、「厳密なグルテンフリーダイエットを実践する」ことと同時に、「プロバイオティクスを摂り腸内環境を整える」「リーキーガットの改善に取り組む」などのようなことが挙げられますが、特に、厳密なグルテンフリーダイエットを継続することでセロトニンレベルが大きく増加し、症状の改善が見られるケースが多いようです。

もし症状改善のためにグルテンフリーダイエットに実践する場合には、以下のようなポイントに留意しておくと良いと思われます。

 

2週間のグルテンフリーダイエットで自己診断

小麦粉製品が好きで上記のような症状があり、「治療をしているけれど治らない」「理由が分からない」といった場合には、食事を変えることで変化が見られる可能性があります。

初めはうつ病と小麦が結びつくとは考えにくいかもしれませんが、まずは次のような自己診断で関連性を確認してみると良いです。

  1. 2週間グルテンを含む食事を断ってみて、症状に改善が見られるかどうか様子を見る
  2. 改善が見られたら、食事を一旦元に戻す。そしてここで症状が出るようであればグルテンに過敏性がある可能性が高い

上記の結果により、グルテンを除去することで改善が見られそうであれば、以下のような点に留意してグルテンフリーダイエットを実践してみると良いかもしれません。

 

実際に毎日の食事を変えていくには

グルテンフリーダイエットを本格的に摂り入れていくには、以下のようなことに気をつけておく必要があります。

 

グルテンを含む食材・食品を知る

まずはどんな食品・食事にグルテンが含まれていない(もしくは含まれている)のかを知る必要があります。

パスタやパンといった小麦製品以外にも、調味料や加工食品などグルテンはあらゆるところに使用されているため、加工食品や惣菜を購入したり外食したりする時だけでなく、自宅で調理する際に使用する調味料などにも注意が必要です。

たとえば分かりやすい食事メニューとしては、「主食に白米や玄米、サラダ・お味噌汁・納豆や焼き魚を組み合わせる」といったものが挙げられますが、この場合には醤油・ドレッシング・味噌といった調味料にもグルテンが含まれる場合があることに注意が必要です。

また原材料に小麦やグルテンが使用されていなくても、栽培・製造過程でのコンタミネーションの可能性も留意しておく必要があります。

【参考記事】
グルテンを含む食材・加工食品一覧
グルテンを含まない食材とは?
グルテンフリーのドレッシングを用意する方法と注意したい原材料
意図しないグルテン摂取の原因になるもの・摂取してしまった時の注意点

 

他のアレルゲンとなるものに注意する

また、チョコレート・ナッツ・玄米フレーク・チーズ・ヨーグルトといった食品は比較的手軽に食べることができますが、「乳製品(カゼイン・乳糖)もグルテンと同様にうつ病の原因となる可能性がある」こと、また「乳製品や大豆製品などはリーキーガットの悪化につながる可能性がある」「乳製品や大豆製品などはグルテンの交差反応を起こす可能性がある」ため注意しておく必要があります。

【関連記事】
大豆粉の栄養価と活用法・摂取するにあたって注意したいこと4つ
カゼインの種類と問題点・消化機能が弱い人にも安全な乳製品まとめ
セリアック病の人が乳糖不耐症になりやすい原因と主な対処法・留意点
グルテンと交差反応して症状を起こす可能性がある食品と摂取する際の留意点

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