GLUTEN-FREE DIARY

グルテンフリーを含む食事制限に取り組んでいます。グルテン過敏症やリーキーガットなどで、グルテンフリーダイエットを取り入れるための情報をお届けします。

「ATIs」の概要とグルテン過敏性との関連性

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今回は、グルテン過敏性の原因とされる、小麦に含まれるたんぱく質「ATIs」について書いていきたいと思います。

 

小麦に含まれるグルテンとは異なるたんぱく質で、「ATIs(amylase Trypsin Inhibitors、アミラーゼ・トリプシン阻害物質)」と呼ばれる物質があります。

 

最近発表された調査によると、このATIsはセリアック病検査で陰性とされた(非セリアック)グルテン過敏症の症状を起こす原因と考えられているようです。

 

これまでグルテン過敏症の人がグルテンを含む食事の後に不調が出るのはグルテンが原因と思われていましたが、グルテン以外に症状を誘発するたんぱく質があるということで、ATIsがどんなものかなど詳細を調べてみたので、今回はATIsの概要や非セリアックグルテン過敏症との関連性についてまとめたいと思います。

 

ATIsとは

ATIsはグルテンとは異なる遺伝子を持つたんぱく質で、膵臓が分泌するアミラーゼ(アミロース・アミロペクチンといったでん粉を分解する消化酵素)やトリプシン(たんぱく質を分解する消化酵素)といった酵素の働きを阻害する酵素阻害物質の一つとなります。

 

ATIsは小麦以外に大麦やライ麦といったグルテン含有穀物に含まれますが、グルテンフリーの穀物にもわずかに含まれることがあるようです。小麦に含まれるATIsは多くてもたんぱく質全体のうち4%ほどで、遺伝子組換えにより近年の小麦には多く含まれている傾向があるといわれています。

 

ATIsは小麦のたんぱく質のうちわずか4%を占める程度とはいえ強い免疫反応を起こす物質で、腸や他の組織における特定の免疫細胞を活性化する働きをし、腸に関連する症状だけではなく腸以外の免疫関連の慢性症状を起こす炎症を促進すると考えられています。

 

ATIs(小麦やグルテンを含む食品)を摂ることで、リウマチ関節炎や自閉症、炎症性腸疾患などのもともとあった炎症性の病気を悪化させる可能性があるようです。

 

ATIsと非セリアックグルテン過敏症の関連性

上記の他に、ATIsは非セリアックグルテン過敏症の症状を悪化させる可能性があるといわれています。

 

非セリアックグルテン過敏症の人に見られる炎症のタイプは、セリアック病とは異なりグルテンが原因となって誘発されているとは考えにくく、それらの人が小麦やグルテンを含む食事をした後に頭痛や偏頭痛などの腸以外のところで不調が起こるのはATIsが原因だと考えられているようです。

 

ATIsは小麦製品だけでなく商品化されているグルテンに混入している場合があり、グルテンを含む食品を摂ることでATIsを摂取する可能性があります。

 

つまりATIsが小麦やグルテンに含まれているということであれば、グルテンを避けることでATIsを除去することになるため、グルテンではなくATIsに反応して症状が発生しているという場合でもグルテンフリーを実践することが対策になるといえそうです。

 

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